ART WORKS

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イサマムラ遺跡 

(2021.群馬、、2019東京 )

中之条ビエンナーレ2021に出品

会場は、伊参スタジオ校庭です。

「遺跡」を制作する遺跡発掘型インスタレーション作品

中之条町には、縄文時代、弥生時代等各時代の遺跡が多数発見されている。

現在は、校庭となっているがこの場所にも「イサマムラ文明」的な遺跡が今も地下に眠っているのかもしれません。

中之条イサマムラ遺跡

SAWADA SCHOOLOGICAL NICHE CLASS ROOM

(2019.群馬)

廃校になった小学校の教室に設置した作品。

教室に並べられた机上にて「統一された光量、水分供給」の下、植物の栽培を行った。

ガラスケース内に植栽した植物は、統一された条件の下、適応できないものは枯れていく。

一方、ガラスケースに収まりきらずに成長する植物も存在する。

しかしながら、ガラスケースを出て成長し光の圏内からはみ出した部分は枯れていく。

私たちは現代の社会という「ある一定の条件下」で生きている。

本作品では、とりわけ学校教育の問題を示唆しながらも、

あらゆる状況下でなんとか適応して生きていく生命の逞しさも垣間見ることができる。

Photo By Genki Sato

SAWADA SCHOOLOGICAL NICHE POOL

(2019.群馬)

作品設置会場である旧沢田小学校は、2015年に廃校となった比較的新しい小学校校舎です。

廃校となる前は、現代日本の公教育が児童達に行われた場所でした。

児童・教師たちがいなくったこの空間は、中之条町沢渡に生まれたすき間(niche:ニッチ)空間です。

このすき間には、これまでの「学校教育の場」では発生しえなかった新たな景色が生まれうるのではないでしょうか。

プールでの作品は、「祠」と「暗黒の波をモチーフ」に廃校の空間を構成しました。

Photo By Genki Sato

CELEBRATION

(2017東京、2019.北海道、2019和歌山)

東京の善福寺公園、北海道弟子屈町、和歌山県串本町姫地区にて展開した、祭典会場型インスタレーション。

それぞれの地に宿る八百万の神をもてなす無人の祭典会場を制作した。

The Whisper of the Color Red

(2019、東京)

「風の囁き」をモチーフに、赤色を基軸とした複数の風鈴を吊り下げるインスタレーション作品

風鈴は、日本において夏の風物詩として「風を音色」とすることで「耳で涼をとる」という習慣があります。

風鈴は今でこそ生活に潤いを与えるものといった意味合いが強いですが、

かつて「強い風」は流行病や悪い神も運んでくるとされたことから寺などの「風鐸」は邪気除けの意味合いもあり、

その音が聞こえる範囲は聖域で災いが起こらないとされた。

風鈴の起源とされる中国では風鈴の音のなり方で吉凶を占ったり魂を呼ぶ存在であったり、

幸運をもたらすものとされたりするなど地域によって風鈴は幅広い意味を持つものである。

多様な意味合いを持つ「風鈴」のインスタレーションを東京の善福寺公園内に設置し、

その音を響かせることで、展示空間が持つ場所の意味を深め、その場所の囁きに耳を澄ませたいと考えた。

Photo By 岩崎が